■出会い系サイト規制法案について
ここでは出会い系サイト規制法案について、わかりやすく抜粋して説明します。
内容的には
「児童に関わりがあるすべての関係者が協力して児童を守っていこう。」という法案です。
■出会い系サイト規制法案の目的
近年ネット犯罪が急増しています。
その中の一つに出会い系サイトを通じて知り合った児童に猥褻な行為を働いたりなどの問題があります。
この法律は児童(18歳未満の少年少女)を守る目的で制定されています。
■出会い系サイト規制法案の内容
細かく色々決められていますが、大まかに説明すると次のような感じとなります。
<利用者のルール>
・児童のサイト利用の禁止
18歳未満の方はサイトを利用してはいけません。
・児童と接触するような目的でのサイト利用の禁止
中高生など児童を指定した書き込みは禁止されています。
援助交際のみじゃなく、異性交際を求める書き込み自体が禁止されているので注意しましょう。
例)「中高生の彼女が欲しい!」とか「お小遣いあげるから、高校生の子デートしよう!」など
簡単に言えば、「利用する方は児童と接触するような書き込みは禁止です。」って事です。
<運営者のルール>
・異性同士を知り合う事を目的としたサイトはインターネット異性紹介事業者となります。
いわゆる恋人探し、結婚相手探しなど男女の出会いを目的としたサイトの事です。
ここで彼氏を見つけよう!彼女を見つけよう!結婚相手を探そう!といったサイトが対象となります。
特に男女を意識していない仲間募集・友達募集などのサイトは対象外です。
・事業者は届出、利用者が児童でないことの確認、禁止誘引行為に係る書き込みの削除等の義務
インターネット異性紹介事業者は各都道府県に届け出を出す事が義務付けられています。
また、児童が利用出来ない仕組みを構築して運営する必要があります。
児童を誘うような書き込みは「いかなるサイト」でも削除する必要があります。
簡単に言えば、「児童を守れる仕組みを運営者側が作りましょう。」って事です。
<周りの方のルール>
・フィルタリングサービスの充実を図る事
携帯電話会社やポータルサイトにてフィルタリングサービスを導入する。
・保護者の方はフィルタリングサービスの利用に努める事
保護者の方は提供されているフィルタリングサービスを積極的に利用する事。
簡単に言えば、「児童がサイトを利用する機会を無くしましょう。」って事です。
■出会い系サイト規制法案の問題点
この法律はあくまでも、出会い系サイトが絡んだ規制となっています。
ただ、現状問題として、児童が多く集うポータルサイトやゲームサイトは対象外です。
今後規制の範囲が広がる事も予想されます。
→ 詳しい内容は警視庁のホームページにて